紙キレを「お金」にする3つの「信頼」とは?
紙キレを「お金」にする3つの「信頼」とは?
あなた一万円札もっています?
はい、福沢諭吉さんが描かれた、「紙幣」です。
これってただの紙キレですよね?燃えますよね?やぶけますよね?
これが「一万円分の価値と交換できる」には3つの信頼が必要なんですよ。
今回はそれについてお話しますぜい!
もくじ
1.「紙キレ」に一万円分の価値があるか?保証している母体への「信頼」
まずはコレ。
例えば福沢諭吉さんが描かれている「一万円札」。
なじみ深い「円」ですね。
「一万円分の価値と交換できる」交換チケットです。
この「一万円札」はどこで「一万円分の価値と交換できる」と定義されているか?
はい、「中央銀行」(日銀)ですね。
これは日本政府が母体となっており、私たちはその中央銀行を「信頼」しているからこそ、「一万円札」=「一万円の価値と交換できる」という事がわかります。
たとえば、、、、
A君がお金が欲しいあまりに、ある日突然作ったお手製の「一万円札」これを100枚刷りました。
服を買いに行き、A君はお手製の「一万円札」を使って支払いました。
しかしお店”A君お手製一万円札”をもらってもその後「一万円分の価値と交換できる」保障がまったくありませんね?
つまり、「お金」と定義づけている「母体」、ここではA君への「信頼」がないと「お金」としては機能しないんです。
それに、、、
仮に日本政府が破綻しました!
なんてなったら、、、「円」の価値がいきなりなくなっちゃうんですね。
これが紙切れの恐ろしさ。
お札を「一万円分のなにかと交換できる価値がある」ことを保証している母体への信頼!
これが1つ目の信頼だッ!
2.「使う人」が「紙キレ」に「一万円分のなにか」と交換できる価値あるか?と信頼していること
当然ですが、お金を使う人が「これは一万円分のなにかと交換できる価値がある」と信じているものでないと成り立ちません。
例えば、、A君が自作のお札のお札ではダメだったので、そこらへんでひろってきたなんかキレイな石で「これで支払いだ」って言いました。
が、どう見ても一万円分の価値があるようには見えません。
当然ですが受け取ってもらえません。こんなんじゃ成り立ちませんよね。
しかたなく母親から渡された小包から一万円札をだし、渡しました。
A君は「お金」だと信頼して渡している、ということです。
お金を使う側が「一万円分の価値と交換」できると信頼していること。
これが2つ目の信頼だッ!
3.「受け取る相手」が「紙キレ」を「1万円分の価値と交換」できると信頼していること
これは上記2.の反対側。
受け取る相手も「1万円分の価値と交換」できるというお金への信頼がないといけないということです。
例えば、A君はポケットを探ると、ボロッボロで擦り切れた「一万円札」が出てきました。
中央銀行が発行したまぎれものない「一万円札」です。
しかし、ほぼ、形を成しておりません。
A君はこれを出しますが、、、
お店はそれを受け取りません。
なぜか?
お店の人は、そのボロボロのお札が「お金」として機能しているかわからない、つまり「信頼」できていないからです。
それに、Aという国にいて、Aにしかない紙幣を使っていた場合…
当然ですが国境を出てBという国に行ったとしたら、その瞬間「Aにしかない紙幣」は紙切れになってしまうんですね。
Bという国で「Aという国で一万円分のなにかと交換できる価値」があったんだから、交換してくれ!
と言っても、受け取る側が価値がないと思っていたら成り立たないですもんね。
受け取る側が「一万円分のなにかと交換できる価値がある」と信頼している事。
これが3つ目の信頼だッ!
まとめ
現在の「お金」のシステムは
①「お金」と定義している母体への「信頼」
②もらう側が「お金」だと信頼している
③渡す側が「お金」信頼している
という3つの要素があわさって初めて紙切れが「お金」として機能することをわかってもらえたかとおもいます。
逆を返せば、「信頼」がないとお金として機能しなくなっちゃうんですよね。
「お金」はめっちゃくちゃハイパー便利な道具で、人間が発明した偉大すぎるモノだと思います。
しかし、「お金おッ金ェェェッ!」って価値を置きすぎてしまうと人生悲惨なことにになります。
お金とはなんぞーや?しっかり覚えておきたいですね!
お金の知識を学ぶことで、お金へのブロックも外して幸せなお金持ちになりましょう。
それでは。
※補足
信用とは…
実績や成果物を作成し、その出来栄えに対しての評価すること。
例)Aさんなら実績もあるし信用できるな!
信頼とは…
過去の実績や業績を見た上で未来を信じること。
例)Bさんのこと、信頼するよ!