デバイアスで思い込みを木っ端微塵に粉砕!
ペンシルバニア大学がまとめてくれたデバイアスガイトライン
人の判断を狂わす「バイアス」…。
恐るべき「バイアス」の魔の手…。
逃れたくても逃れられない「バイアス」の恐るべきパワー…。
これの「解除方法」が正式に判明だと!?
最高じゃあねぇか!
行くぜッ!「デバイアス!!」
もくじ
「バイアス」とは?
偏見とか偏りとかのことです。
めちゃ簡単に言うと「強い思い込み」です。
思い込みが人生を間違った方向に進めてしまいます。
つまり思考に余計なフィルターをかけてしまうんですね。
要は「色眼鏡」をかけた状態で世界を見ている状態。
青いレンズのメガネをかけていて、世界ってまじ青くね?
って言ってるようなモンです。
ほかの人は黄色いレンズをつけてます。
世界ってまじ黄色くね?
青いとかアホじゃね?
ってケンカします。
不毛です。
メガネをとれ!
これが「バイアス」です。
バイアスがない人、色メガネをかけてない人。
気づけば色メガネをかけちゃうと知っているひと。
「デバイアスガイドライン」とは?
デバイアスってのは要は「偏見解除」です。
つまり強い思い込みから外れて判断ミスを減らすってことです。
2013年にペンシルバニア大学がバイアス解除の方法を科学的にリスト化してくれました
。
バイアスってのは直観と論理的思考の対立が生まれるようです。
これであなたも変な思い込みにまどわされずに就職先を決めましょう。
1.勉強をする
当然ちゃ当然ですが「バイアス」に関してのことを知りましょう。
基本的にそのことに関する知識を知れば知るほどバイアスにかかりにくいと言うことがわかっています。
しかし…気をつけなくてはいけないのは勉強をし続けなければいけないということです。
自分は専門家だからと思い込みを強めてしまうのはよくある一例です。
勉強し続けましょうちょっと勉強しただけでしたつもりになるバカにはならないようにしましょう。
勉強してから2~3週間しかその効果はもちません。
それ以降はまたバイアスに飲み込まれやすくなるってことがわかっています。
勉強しましょう。
勉強し続けましょう。
2.ひとつずつチェック戦略
複数の選択肢がある場合、その選択肢同士を比較してしまうのではなく、一つ一つで吟味するということです。
どういうことかというと転職先を選ぶ場合4つ候補が上がったとします。
他の4つから給料会社の人と資本金等を比較してしまうのはよくないと言うことです。
私もよくやってしまってました…10個以上の移植先を並べて一覧にして優先順4つけてしまってますこれはよくなかったと言うことです、反面教師にしてくだされぇい。
この比較をすると、わかりやすい特徴に引っ張られてしまうんですね。
大切なのは想像力で働かせながらあたしい視点を得ることです。
3.失敗を前向きに考えてみる
多くの人が自分の成功確率を高く見積もりすぎることがわかっています。
ネガティブな人でも。
失敗する前提を前向きに考えてみよう!
ということです。
例えば…
俺はこの転職先がいいと思うけど、仮に自分の直観が間違えていたら…
この転職先は給与はいいけど、忙しいからかもしれない…残業込みかも
新しい視点を自分に与えるというのがポイント。
なぜか、人間の脳は新しい環境を無意識に恐れ、いつも通りの選択をさせてきます。
これから逃れる方法ですね。
4.真ん中戦略
①まずは直観で考えてみる。
この企業の見た目スバらしい。
知名度もあるし。有名な企業と取引もしてるしなぁ。
②そして、逆に最悪のケースを想像する。
10人くらいしかいない会社。
こんなんじゃ休めなそう…。
この間をとーーる!
これが「ど真ん中戦略」です。
5.問題分割
「問題」を細かく分割しましょう。
①自信過剰
俺なら絶対大丈夫だろうww
②自信過小
俺なんか絶対ダメだ…。
まずはこのどちらかを分析する。
そこから出た問題を10個に分割してみる。
「絶対新しい会社に行ってもうまくやっていけないよ…」
・上司がヒドイ
・給与がヒドイ
・同僚がヒドイ
・役員がヒドイ
・仕事内容がヒドイ
・職場はヒドイ
などなど。
そして分割した内容を一つずつ「本当に起きるか?」を判断していく。
要するに「判断の回数を増やす」ってことです。
冷静に考えて上司もひどくて同僚もクソで仕事内容もクソとか相当なゲロ以下ですよね。
逆に笑える。
極端に不安になりすぎちゃうのがアカンってことですね。
6.時間を区切って考える
時間を細かく区切って判断する。
3か月後に決断しなくてはいかない場合。
1カ月単位にして考えてみる。
3か月後の大事なことをいきなり決めずに、まずは決めなくてはいけないことを小さく決める。ってことです。
7.「行動ルール」チェックリスト
If Thenルールみたいなもの。
行動とルールを紐づけておいた「チェックリスト」を作成します。
例えば、仕事においてこの問題が発生した場合はこの行動をとる、というルールをリスト化しておくということです。
判断ミスが46%も減ることがわかっています。
注意点は「リストにあがっていないルールに弱い」ってことです。
8.ごほうび
お金をもらえると習慣が変えやすいということが研究でわかっています。
わかっていても正しい選択をとれないとき。
モチベーションがわかないとき。
答えがわかっているとき。
これらには「ごほうび」の戦略が有効です。
9.まわりの人
投票率の低さに悩んでる自治体が投票率のリストを近所に配ったところ投票率が上がったようです。
また、近所の電気使用量の平均を配るとエコに気を使うなど。
つまり、どうすればいいかというと、自分がかかっているバイアスにかかっていない人の近くに行くってことです。
10.計画プロンプト
段取りを作る。
自分の取り扱い説明書を作るってことです。
他の人に渡しても同じことができるほどのモノ。
説明書を作ると「予行練習」になってめんどうなことをやりやすくなる。
11.強制的休憩
休憩するタイミングをつくるってことです。
なぜか、判断タイミングを遅らせることができる。@
時間で区切るのがオススメ。
集中力の面からも考えると「ポモドーロ・テクニック」を使い、25分作業、5分休憩などにするのがいいと思います。
12.事前に決める (アドバンスチョイス)
決断の場面の前に事前に決めておく。
人間は現状維持に走りがちですよね。
ブログ記事更新したいけどしなきゃいけないけど…その作業などの前に「面倒だぁ」と言い終わる前にパソコンに触る。
とか。
殻をやぶるルールを決めておく。
新しいスポーツを始めた時。
「あぁもうつらい、やめたい」って思ってもあと3回思うまで!
とか。
チェックリスト作成してみました。
これらをファイルにまとめました。
よかったらもらってください。
Excel版と。
デバイアスチェックリスト(Excel)
PDF版です。
デバイアスチェックリスト(PDF)
まとめ
自分で気付かないうちにむしばまれてしまう「バイアス」
このガイドラインに沿って何事も判断していって失敗を減らしたいですね。
ありがとうございました。