30代システムエンジニアが妻と子供2人と自由で幸せになるためにがむしゃらに行動するサイト

【閲覧注意!】貧乏で離婚要求され家族離散を防ぐ為に…

2018/06/01
 
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この記事を書いている人 - WRITER -
こんにちは!ヒロタロウです!

現在会社員である私がネットビジネスで自由を手にするまでの軌跡を描いたブログです。

会社に依存する事なく、生活に困ることのない金銭を得て、家族との時間を今よりももっと大切にできる事を目標とし、人生をよりよいものにするため日々頑張っております。

そして、このブログが、過去の私と同じ状況である人達の励ましになる事を心から祈っております。

そしてそして、私自身、日々楽しく笑いながら生きます!

生ぎるッッ!!

詳しいプロフィールはこちら

 

 

 

悔先に立たず」

 

まさにこの言葉がぴったりだ。いくら後悔してもどうしようもならない、そんな事は重々承知している。

 

だけど悔やんでも悔やみきれない事が起きてしまったんだ…

本当にすまない…みんな…ごめん…ごめん…

 

 

……

………

―――――……

第1章 人生

僕は涼。33歳の普通のサラリーマンだ。自動販売機メーカーの営業として働いている。

 

会社では、一応主任という役職をもらっている。って言っても、10年在職していれば自動的にもらえる役職だが。

 

残業代は出なくなってしまったが、仕方ない。

 

妻の勝美とは、付き合って13年、結婚してかれこれ9年だろうか。

 

大学時代に付き合った彼女とそのままゴールイン。結婚を意識して付き合って本当に良かった…。

 

まぁ本当に大変だったのは結婚してからという話は置いといて…。

 

もちろん一筋縄ではいかない人生だったけど…なんとか生きてこれている。

 

子供も二人、女の子と男の子だ。一姫二太郎を自分が実現するなんて、夢にも思っていなかったなぁ。

 

そして、自分の血を分けた子供がこんなにも可愛いだなんて知らなかった。

 

前は子供が大嫌いだったなんて、とても大きい声で言えない。

 

マイホームも購入した。自分が購入できるなんて夢にも思っていなかったけど、これが人生って感じがするよ。

 

――――――――――……

第2章 責任転嫁

「ただいまぁ~…あぁ疲れたぁ…」

 

「……あんただけじゃないんですけど…」

 

勝美が毒づく。いつもの調子だ。

 

「ッ… へいへい…」

 

いつからだろうか。普通の挨拶もまともにできない関係になってしまった。

 

僕の給料はそれほどいい訳ではないので、勝美と共働きだ。

 

子供が生まれてから、仕事と育児の板挟みで勝美は毎日情緒不安定だ。

 

勝美の笑顔がどんな顔だったか、何年も前に一緒に取った写メでしか見ることができない。

 

もちろん、またあの笑顔をなんとか見たいと、仕事を頑張ってはいる。

 

しかし、不景気っていうのは景気が悪いから不景気という訳で、いち会社員の僕がどれほど頑張ったところで、会社の利益が上がらないし、ひいては給料も上がっていかない。

 

もっと笑顔を見せてくれらば僕はもっとやる気を出すのに。

 

金さえ…金さえあれば、僕の人生少しは輝くのに。

 

「パパー!おかえり!」

 

長女の初音がニコっと、前歯が抜けた口を隠す事なく見せながら笑いかけてくれる。

 

「おう、ありがとな」

頭をワシワシする。

 

この子供と接する時間がなかったら、僕はとっくにただのゾンビに成り下がっているだろう。

 

「パーパパパパパァッ!!今日ね!!あのね!!仮面ダイラーのね!」

 

次男の悟が必死に間を割って話しかけてくる。

 

仮面”ライダー”とちゃんとを言えていないのはさて置き、なんでも報告してくれるっているのはできた奴だ。

 

さすがは我が息子。こういうのをザ・親バカというんだろうか。

 

昔は親バカなんてモノには死んでもなりたくないと思っていたが、案外簡単になってしまうものなのだなとヒシヒシ実感する。

 

「えぇぇーーん!!!」
「おまえがわるいんだっ!」

 

 

と思っていたのも束の間。いつもの騒がしい時間がやってきた。

 

今日は仲裁に入る元気も無いので放っておくことにした。

 

「パパ、来週なんだけど、保育園で保育参観があって…」

 

勝美が切り出す。またか…。いや、またかなんて思いたくない。本当は必ず出席したい。

 

今しかない、二度と帰ってこない我が子の成長を、しっかりとこの目に焼き付けておきたい。

 

僕の両親、妻の両親共にまだ働いているから、頼むことはできない。

 

「私、その日だけはどうしても抜けられないから、お願いね。あと、明日私少し遅くなるからお迎えお願いね。」

 

「あぁ…」

 

でも…上司に有休を申請する時にいちいち理由を聞かれるのがおっくうでたまらない。

 

あのアブラギッシュ嫌味ハゲメガネは自分に子供がいないからって子供がいる家庭への理解が全くない。

 

そんなに休みを取られちゃうと周りに迷惑が…
俺が若い頃は…徹夜も当たり前だった…
会社という場所は皆で協力する場所なのだから…
男は稼いでりゃそれでいいんだ…

 

とかブツブツ始まる。

 

僕もお金が欲しいから、上司にはなるべく嫌われたくない。

 

だいたい、この時代に子供の行事で休みが取れないとか日本政府は頭がおかしいんだと思う。

 

もう、お金を稼いでくれば父親の役目は果たしている、という時代は終わったんだ。

 

 

なのに、その役目もロクに果たせず、子供の成長は余裕が無さすぎて見ることができない。

 

 

見ようとしても、社会が、会社という組織がそうさせてくれない。

 

 

妻には「絶対幸せにするよ」と約束したのに。神様とやらに誓ったのに、最近では笑顔すら見ることができない。

 

こんな…こんなはずじゃなかったのに…

 

 

給料が低いから…
会社が悪いから…
景気が悪いから…
日本が悪いんだ…

――――――――――……

第3章 自責

風呂から上がり、寝室に行くと全員寝ている。

 

 

普段はうるさい子供達が、最高に可愛い瞬間だ。

 

 

なんて可愛いんだ。

 

 

最初に赤ちゃんができたとき、勝美と、膨らんだお腹に向かって約束をした。

 

 

勝美とお腹の子は僕が守るからね、と。

 

 

生活が、それこそお盆か何かをひっくり返したかのようにガラっと変わった。

 

 

勝美は私も頑張ると言ってくれた。申し訳ないが、とても心強かった。

 

 

今まで真面目にやってこなかった自分を悔やんだ。

もっと、ちゃんと勉強して、もっと、ちゃんとした大学を卒業していれば。もっと、ちゃんとした職場に就職できていれば。

 

 

ほどなくして次男も生まれた。

 

さらに環境は変わった。

 

こんなに変わるものかと、世の中の子供をちゃんと育てている親全てを尊敬した。

 

 

子供は保育園が終わるギリギリまで預かってもらっている。僕が迎えに行った時はもう他の友達は誰もいない。

 

それでも楽しそうに先生たちと遊んでいる。毎回、胸が苦しくなる。

――――――――――……

第4章 憎悪

「それでなに?休みたいの?」

 

上司がパソコンの画面から目を逸らさずに返事をする。

 

「はい、あの、妻が都合が悪くてどうしても…」

 

上司の顔色をうかがう。

まったくこっちをみていない。ワザとか?

 

「ま、最近はそこまで忙しくないし、特になにもなければ大丈夫でしょう」

 

ついに視線が一度もあう事なく、有休の申請を終えた。

僕が上司だったらこんな対応はしないのに。同じ人間とは思えない対応だ。

 

人として尊敬できない奴に、ヘコヘコしなきゃいけない会社の組織というものに反吐がでる。

 

 

僕が大金持ちだったらこんな悩み皆無だろう。絶対に関わりを持たなくていいからな。

心の中で上司を思いっきり睨んでみる。でも、現実世界で反論することも何もできない自分にも腹が立つ。

 

 

自分の席に座ると、思った以上に手に力を入れていた事に気付く。小さな安堵感からか、手が汗ばんでいる。

 

なんでほんの半日休むだけでこんな気疲れしなくちゃいけないんだ…

 

「あ、そうだ、この前言ってたこれ、今日中に出しといてね」

「あの…、課長すみません、今日はどうしてもお迎えがあって…」

「んなら他の人巻き込むなりなんなりして仕上げろ!忙しいはお前だけじゃねえぞ!!」

 

オフィスがシーンとなる。

 

こいつが僕の上司じゃなかったら、確実に闇討ちしているレベルだ。なんでこんなに憎いんだ。

 

わかっている。

お迎えに行くのにみんなに負担してもらわなくちゃいけないのはわかっている。

 

だけどそんな言い方する事ないじゃないか。僕だって好きでこんな仕事しているんじゃない。

 

 

生活の為だから。全て生活のためだ。

 

やりたくない仕事をしているのも。バカみたいな尊敬できない上司に媚び売ってゴマすってるのも。

 

我慢するしかないんだ。

――――――――――……

第5章 激昂

「えー今日はママじゃないのー?」

 

 

長女が言う。

さみしい気持ちから言っていることはわかるが、こっちも忙しい中なんとか都合付けているので、ついついイラっとしてしまう。

 

「今日はママ忙しいみたいなんだーパパで我慢してねー」

 

なんとか精いっぱいおどけてみせる。子供に罪はない。

 

「えーーだってママがいいんだもぉーーーん」

 

初音がグズりだす。

普段機械を相手にしているだけあって、理由を説明しても理解してもらえないこの状況が毎度慣れない。

 

今日仕事疲れだけでなく上司との摩擦もあり精神的に余裕がないせいか、甲高い鳴き声であっという間に頭が沸騰する。

 

「グダグダグダグダわがまま言ってんじゃねェェッ!じゃあ一人で泣いてろッ!!」

 

自分でも出したことのない声が出る。

 

「悟ッ!てめーもグズグズしてないで早く来いッ!!」

 

自分が自分じゃないみたいだ。糸の切れた凧だ。

 

黙ったまま車に乗り込む。

なんで迎えにいくだけでこんなに疲れるんだ…。

そのまま静かに走り出す。

 

子供を怒鳴りつけるなんて…最低のクズ野郎だと激しい自己嫌悪に襲われる。

 

わかっている。子供は悪くない。

 

最低のクズ野郎だ。

でも、精神的に余裕が無さすぎるんだ…。

 

またやってしまった…

もうどうしたらいんだよ…

 

 

 

――――――――――……

第6章 憤慨

「ただいまぁ~。つかれたぁ~。ねぇちょっと聞いてよパパ」

 

 

勝美がコートを脱ぎながら愚痴り始める。

 

「あぁ…」

 

人には疲れとか言ってんなって言ってたクセに、自分は帰ってきてそうそう愚痴かよ…。

 

今日の解消されてないストレスに加算されあっという間に怒りの感情になった。

 

自分の女々しさが嫌になるが、覚えてしまっているものは仕方ない。

 

「ごめん、後にしてくれる?」

 

皿を洗いながら返事する。自分の感情を押し殺し、なんとか優しく言ったつもりだ。

 

「あっそ」

 

僕の目を見ずに答える。

僕は自分の事を良く知らなかったようだが、目を見て話さない人間が大嫌いらしい。

 

「こっちだって色々やってるんだし、理由があんだから優しく答えられませんかねぇ?」

「だからわかったって言ってんじゃん」

 

 

ガシャーン!

気が付いたら目の前で僕のお皿が割れていた。

 

どうやら僕が投げたららしい。思った以上に破片が飛び散っている。

 

だが止まらない。おさまらない。

 

「いきなりなんなんだよその態度は!!!目ェ見て話せ!!!!」

 

 

頭が熱い。そして喉の奥からマグマが出てくるような感覚だ。

 

まだ食べ終わらない子供たちが、目を丸くしてこちらを見ている。

 

「お前らはいつ食べ終わるんだよ!!!早く食べろ!!!」

 

完全な八つ当たりだ。

自分でもわかっている。

 

でも止められない。

体の震えが止まらない。

 

 

今まで生きてきてこんな状態になった事がない。

どうしたらいいか自分でもわからない。

――――――――――……

第7章 自己嫌悪

妻も子供たちも寝たようだ。

 

電気を暗くしたまま一人でぼーっとする。

 

こんな生活を、いつまで続けるんだろうか?
いつまで続くんだろうか?

 

頑張っても頑張っても、報われない。

 

頑張っても頑張っても、お金はたまらない。

 

頑張っても頑張っても、生活は楽にならない。

 

 

子供は無事育っているだろうか。

 

子供を健全に育ててあげられているだろうか。

 

子供の選択肢を狭くしてしまっていないだろうか。

 

子供が大きくなった時、素敵なパパだったと思ってくれるだろうか。

 

妻は、幸せだと思っていてくれているのだろうか。

 

幸せにすると誓ったのに、嘘つきだと思っているのだろうか。

 

 

どうすればいいのだろうか。

僕は一体どうすればいいんだろうか。

 

答えは出ない。

なんて最低な奴なんだ。

自分の奥さんすら幸せにしていない。

 

 

最低だ、最悪だ。

クズだ。ゴミだ。カスだ。

 

もっとしっかりしなくては…

 

 

いや、これ以上どう頑張ったらいんだ…

どうしたら…どうしたらいいんだよ…

誰か、教えてくれよ…

誰か、だれか、助けて欲しい…。

 

 

金さえあれば…金さえ…

金さえあえばもうちょっとマシな人生を送れるんだ…

 

でもどうやって…

あの会社でこれ以上どうやって…

 

 

でも…
でも…
でも…
でも…

いくら考えても答えは出なかった。

――――――――――……

第8章 劣悪

もう午前11時だと言うのに、帰れる気配がしない。

 

急に、オフィス内がザワザワしている。

クライアントの一人が大クレームを入れて来たらしい。

 

 

なんでよりによってんな時に…俺は午後には帰るんだよ…。

 

今課長は犯人捜しに夢中になっている。

 

犯人を捜してどうなるんだ?打ち首か?どうでもいいから帰る準備をさせてくれ…

 

 

チャイムが鳴った瞬間に会社を出て大急ぎでご飯を食べないと間に合わない。

ご飯くらいゆっくり食べたいもんだが仕方ない。

 

待っててくれよ子供達!!!

 

 

「おい!!!」

 

怒号が飛ぶ。しまった。完全にとばっちりだ。

 

明らかに怒っている課長がこちらに向かって来る。

 

「はい、なんでしょうか?」

「お前の部下がやらかしたぞ!!!お前がちゃんと面倒見ないからだ!!お前が謝罪の電話を入れろ!!お昼になってからだぞ!!」

 

一瞬、何を言っているのかわからなかった。

 

 

それは怒っているからではなく、今日は午後半休をもらっているのに、お昼を過ぎてから電話を入れろという指令を出してきたからだ。

 

 

「課長すみません、本日はどうしても抜けないといけなくてですね…」

「責任を果たしてから行け!!」

 

 

――――――――――……

第9章 惨劇

「ッくしょオォォ!!」

 

間に合わない。もうご飯もいい。

 

まわりから見れば大した行事ではないかもしれない。

 

正直に言えば、ただ、保育園で授業しているのを見るだけだ。

 

 

だけど、自分が小さい頃、親が来てくれて、やっぱりホッとした。うれしいような恥ずかしいような。

 

来なかったことはなかった。

ましてや、まだ保育園生だ。

 

 

親が来なくてさみしい思いをさせたくない。たまに親がいない子をみかけるがその表情をみるだけで悲しくなる。

そんな思いは絶対にさせたくない。

 

信号が赤になったので交差点で止まる。

 

 

なんで今日に限ってこんなに混んでるんだ。

 

そもそも…

急に体の奥底からドス黒いツタのようなものにからまれる。

 

「う”わ”ぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁ!!!」

 

 

体が震える。なんで早く帰れせてくれないんだあのヤロー。

あのクソ会社!!つぶれろ!

 

あまりのストレスにハンドルに向かって叫ぶ。

ハンドルを何度もたたく。

 

何度も何度も。

何度も。
何度も。
何度も。

頬が痺れる。

気の済むまで声を出し切る。

 

もうちょっとだ。もうちょっとで保育園に着くんだ。

 

 

早く
早く
早く
早く
早く…

 

子供達が待ってるんだ…

 

 

早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く…

 

 

 

青になった。

急いでアクセルを踏む。ハンドルを右に回す。

 

 

突如、対向車線から来るはずのない黒い大きな塊が見えた。

 

 

轟音が耳から脳に突き抜けかきまわされる。

抗う事のできない大きな影に襲われる。

 

暗闇に白い火花が飛び散る。

 

が、その後すぐに世界は真っ暗になった。

――――――――――……

第11章 境界

「…という訳で命に別状はないようです。」

 

なにやら遠くで声がする。
眠い…もう少し寝かせてくれよ。うるさいな…そう思った。

 

妻と子供が、白い服の男と話しながら泣いている。

 

どういう事だ?

しばらく現状を呑み込めなかった。

 

「痛ッ」

 

起き上がろうとしたら全身が激痛で身動きが取れなかった。

 

「ちょっと!無理して起きないで!もう…心配したんだから!」

 

勝美があり得ない位の涙を流している。

 

仕事の服のままだ。

急遽抜けて来させてしまったのか。

 

 

逆に申し訳ない事をしたなぁ…ぼんやり思った。

 

 

「生きてて良かった…」

 

 

涙でぐしゃぐしゃの勝美の顔が笑顔になる。

 

こんな顔を見るのは、記念日にプレゼントをあげた時以来かもしれない。
いや、恥ずかしい思いをしながらもプロポーズをした時だっけか。

 

不謹慎だが嬉しくなってしまった。

 

少しずつ意識がはっきりしてくる。

 

 

「パパぁいたい?だいじょうぶ??」
「パパー、ゆっくりやすんでねー」

 

子供達が口々に心配してくれる。

 

抱きついていい箇所がわからないらしく、包帯が巻いていない手を握ってくる。

 

温かいなぁ…やっと意識が現実味を帯びてきた。

 

「ごめんね、保育参観行けなくて。」

 

と言いたかったが、ごめんと言いかけた時に全身が痛くて唸ってしまった。

 

「ちょっと、もうおとなしくしててよね」

 

 

首を縦に振り返事をする。これだけでも全身が激痛だ。

 

 

いつもお金がなくて、だれか僕の車に後ろから突っ込んでくれれば、なんて思ったりしたこともあったが、絶対にごめんだ。

 

いくらお金もらえても身動きがとれなくなってしまうのではなんの意味もない。

 

 

――――――――――……

第12章 決断

落ち着いてから医者の話を聞くところによると、しばらくは安静で1カ月程入院だそうだ。

 

僕の後続車が救急車を呼んでくれたそうだが、事故現場を見た瞬間は絶対ダメだと思ったそうだ。

 

 

良かった…。

 

あんなに、妻を不安にさせてしまった。

 

いちいち愛情を確かめ合うなんてしなくなってしまったけど、今日しっかりと感じる事ができた。

 

あんなに、子供達を不安にさせてしまった。

 

いつも怒ってばっかりのダメダメな父親だけど、心配してくれた。

 





 

 

静かな病院で天井を見上げる。

 

けど、今日とある事に気付いた。

 

僕は…僕の人生は…お金がないからいつも辛いと思ってた。

 

なんて辛い人生なんだろうって。

 

お金をくれない会社がクソで。

 

世の中お金で。

 

何も持っていなくて、自分が一番不幸だと思っていた。

 

でも、僕はあんな大切な、家族ってものを持っていたのに、それには目もくれず。

 

お金、お金、お金。

 

お金さえあれば。

 

世の中お金だと思い込んで。

 

会社が悪いんだ。

日本政府が悪いんだ。

 

いつも文句と愚痴ばっかり言って…言うだけで何もしなかった…

 

僕は持ってたんだ。

怪我をしたときに泣いてくれる家族がいたんだ。

こんなにも持ってたんだ。

 

なのに、それに見向きもしないで、辛い、辛いって。

 

誰か助けてくれって…助けてくれる訳ないよな。

 

あいつらを守ってやれるのは自分しかいないんだから。

 

自分を…

 

変えなきゃ。

 

自分で変えなきゃいけないんだ。

 

もう、あんな悲しい顔をさせちゃいけないんだ。

 

 

よし、僕は、一回死んだんだ。

生まれ変わったんだ。

 

妻の為に、子供の為に、もっともっと自分の人生を良くする為に

 

やるんだ。

やろう。

決めた。

 

 

僕は人生をもっとよくするためにもっとお金を稼ぐんだ。

 

そして、家族をもっと幸せにするんだ。

 

僕をこんなにも大切に思ってくれた家族を、守るんだ。

 

――――――――――……

最終章

 

気付けば、だだっ広い建物の入り口にいた。

 

 

ずいぶんと広いのに人は全然いない。

 

煙がごうごうと空に向け登っている。

 

やけに炭臭い。

 

 

なんだ…こんなところに何しに来たんだっけ?

女性が黒い服を着てキョロキョロしている。

 

 

「すみません。あのー…」

 

 

話しかけてもこちらを見ない。スッと建物の内部に入ってしまった。

 

なんだアイツ…人が話しかけているのに。

 

そうこうしていると、見覚えのある車が入ってくる。

僕の車だ。でもなぜ?

 

いや、間違いない。ナンバーも間違っていない。

ん?という事は僕は今日どうやってここに来たんだ?

 

 

現実を呑み込めぬまま、車のドアが空く。

 

降りてきたのは、妻と子供達だ。
どこに行っていたのだろう?

 

妻が泣いている。

 

どうしたのだろう。急いで駆け寄る。

 

 

そこで妻が全身黒い服を着用していることに気付いた。

 

「おーい!どうしたのー?」

 

大声を出すも、だれもこちらを振り帰らない。

良く見ると子供達も黒く服を着ている。

 

そのまま建物の中に入る。

なにやら白い豪華な箱がある部屋に歩いて行く。

小さな小窓を開け、更に妻が泣き出す。

その小窓を除くと…

 

 

自分がいた。

 

真っ白な顔をしてそこにいた。

 

 

え…

 

…あれ?

 

 

う、嘘だろ…

 

 

 

……

………

思い出した。

 

僕は…

 

僕は…もう…

 

 

決めたのに。

決意したのに。

決断したのに。

 

 

人生を変えよう。

 

 

もう一度、家族を絶対幸せにするんだって決めたのに。

 

なんで…
なんで…
なんで…
なんで…

 

いやだ…
いやだ…
いやだ…

いやだよ…俺決めたんだよ…これから変えるんだよ…

 

まだ…いやだよ。

 

待ってよ。

 

なんでだよ…
なんでだよ…
なんでだよ…

もう、この声も届かないのか…

 

 

悔やんでも悔やみきれない…

 

本当にすまない…みんな…ごめん…ごめん…

 

 

勝美…

ごめん…

もう支えてあげられない。

 

いやだよ。もっと、これからも子供の成長を見たいよ。

妻の笑顔をもっと見たいよ…。

これからだったのに…。

初音…
ごめん…

 

悟…
ごめん…

 

幸せになってね…

 

 

パパがいきなりいなくなって、苦労するかもしれない。

ごめん。本当にごめん。

 

 

僕が入った豪華な装飾のされている大きな箱は、僕の目の前でゆっくりと移動を始めた。

 

重厚な扉が「がちゃん!」としめられる。

 

程なくして、それはゴウゴウと唸りをあげ始めた。

 

もう泣けなくなってしまった僕の代わりに泣き叫んでいるかのように、大きな音を立てていた。

 

 

――――――――――……

あとがき

 

このストーリーをふと思い浮かんで、いきなり書くことにしたんですが、思っていたより長くなってしまいました。

 

というのも、このサイトをみてくれている方ってのは、やっぱりお金が「ない」「欲しい」って思っている人だと思うんです。

 

もちろんそういう人向けに書いていますし、僕は、行動を起こす前の「以前の僕」に向けて書いています。

 

んで以前の僕ってのは、やっぱり辛い思いしたから、思い立ったかのように動き出したんですね。

 

本当はそんな風になる前に動けたら一番いいのに。

 

要するになにが言いたかったかというと…

人間って、必ず、絶対の絶対に、死ぬんですよね。

 

いつかは決まっていないけど、絶対に死にます。

 

これは、もう変えようのない事実です。

 

そして…いつ死ぬか。

 

誰にもわからないんですね。

 

日本は平和だし、治安もいいので、寿命をまっとうできると思っている。

 

でも、そんな事、誰にもわからないで生きているんですよね。誰しもです。

 

それで、いつまで今のままいるつもりですか?

 

もし、仮に明日死ぬとわかったら、今日したことしますか?

 

理想の人生を思い描いてください。

 

今日なにもしなかったら明日も1週間後も、1か月後も1年後も今日と同じです。

 

でも、今日ほんの少しなにかをしようとしたら、明日、1か月後、少しずつでも変わっていくはずです。

 

いきなり明日お金持ちにはなれませんが、人生のグラフの角度は変える事はできるはずです。

 

これを読んでゾクっとしかた、変わりたいと思った方。

 

あなたは、何も持っていないんじゃないんです。

見ようとしていないんです。

 

よーーーく見渡してください。

持っています。

 

その今持っているものを大切にしましょう。

 

大丈夫です。絶対人生は変えられます。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

まだお読みでないかたはこちらをドウゾ↓↓

インターネットビジネスで稼ぐぞ!と決意するまでのヒロタロウ物語

 

 

秘密にされ続けている「お金」の真実




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今回もお忙しい中、
記事をお読みいただき誠にありがとうございます!!!!!

これらの記事がなにかしらの役に立てたらば幸いでございます。



オラオラオラアッ!!!





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