【閲覧注意!】お金を稼ぎたいと考えている人が読む話

      2018/02/05

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大変な事になってしまった…

 

 

エピローグ

悔先に立たず」まさにこの言葉がぴったりだ。
そんな事は重々承知している。

 

だけど悔やんでも悔やみきれない事が起きてしまったんだ…

本当にすまない…みんな…ごめん…ごめん…

 

 

………

……

――――――――――……

第1章

僕は涼。33歳の普通のサラリーマンだ。
自動販売機メーカーの営業として働いている。

 

 

会社では、一応主任という役職をもらってはいる。
って言っても、10年在職していれば自動的にもらえる役職だが。

 

 

残業代は出なくなってしまったが、仕方ない。

 

 

妻の勝美とは、
付き合って13年、結婚してかれこれ9年だろうか。

 

 

大学時代に付き合った彼女とそのままゴールイン。
結婚を意識して付き立って本当に良かった…。

 

 

まぁ本当に大変だったのは結婚してからという話は置いといて…

 

 

もちろん一筋縄ではいかない人生だったけど…、
なんとか生きてこれている。

 

 

子供も二人、女の子と男の子だ。
1姫2太郎を自分が実現するなんて。
夢にも思っていなかったなぁ。

 

 

そして、自分の血を分けた子供がこんなにも可愛いだなんて知らなかった。
むしろ子供なんて嫌いだったなんて、あまり大きい声では言えない。

 

 

マイホームも購入した。
自分が購入できるなんて夢にも思っていなかったけど、
これが人生って感じがするよ。

 

 

――――――――――……

第2章

「ただいまぁ~…あぁ疲れたぁぁぁぁ…」

 

「あんただけじゃないんですけど…」

 

勝美が毒づく。いつもの調子だ。

 

「ッ… へいへい…」

 

 

いつからだろうか。
普通の挨拶もまともにできない関係になってしまった。

 

僕の給料がそれほどいい訳ではないので、
勝美と共働きだ。

 

子供が生まれてから、仕事と育児の板挟みで勝美は毎日情緒不安定だ。

 

 

勝美の笑顔がどんな顔だったか、何年も前に一緒に取った写メでしか確認できない。

 

もちろん、その笑顔をなんとか見たいと、
仕事は頑張ってはいる。

 

 

しかし、不景気っていうのは景気が悪いから不景気という訳で、
いち会社員の僕がどれほど頑張ったところで、会社の利益が上がらないし、
ひいては給料も上がっていかない。

 

 

金さえあれば、僕の人生少しは輝くのに。

 

 

「パパ、おかえり」

長女の初音がニコっと、前歯が抜けた口を隠す事見せながら笑いかけてくれる。

「おう、ありがとな」

頭をワシワシする。

 

 

この時間がなかったら、僕はとっくにゾンビよろしくになっているかもしれない。

「パーパパパパパァッ!!今日ね!!あのね!!仮面ダイラーのね!」

次男の悟が必死に間を割って話しかけてくる。

 

 

仮面ライダーを言えないのはさて置き、なんでも報告してくれるっているのは出来た奴だ。

さすがは我が息子。

こういうのをザ・親バカというんだろうか。

 

 

昔は親バカには死ぬほどなりたくないと願っていたが、
案外簡単になってしまうものなのだなとヒシヒシ実感する。

 

 

「えぇぇぇぇーーーーーん!!!」
「お前が悪いんだからなっ!!!」

 

 

と思っていたのも束の間。
いつもの騒がしい時間がやってきた。
どうやらケンカをしているらしい。

 

 

今日は仲裁に入る元気も無いので放っておくことにした。

 

 

「パパ、来週なんだけど、保育園で保育参観があって…」

 

 

またか。

いや、またかなんて思いたくない。
本当は必ず出席したい。

 

今しかない、子供の成長をこの目に焼き付けておきたい。

 

 

僕の両親、妻の両親共にまだ働いているから、
頼むことはできない。

 

 

「私、その日だけはどうしても抜けられないから、お願いね。
あと、明日私少し遅くなるからお迎えお願いね。」

 

「あぁ…」

 

 

でも…上司に有休を申請する時にいちいち理由を聞かれるのがおっくうでたまらない。

 

 

あのアブラギッシュ嫌味ハゲメガネは自分に子供がいないからって子供がいる家庭への理解が全くない。

 

 

 

そんなに休みを取られちゃうと周りに迷惑が…
俺が若い頃は…

 

 

とかブツブツ始まる。

 

 

僕もお金が欲しいから、上司にはなるべく嫌われたくない。

 

 

だいたい、この時代に子供の行事で休みが取れないとか日本政府は頭がおかしいんだと思う。
もう、お金を稼いでくれば父親の役目は果たしている、という時代は終わったんだ。

 

 

なのに、その役目も果たせず、
子供の成長もろくに見れない。

 

 

見ようとしても、社会がそうさせてくれない。

 

 

妻には「絶対幸せにするよ」と約束したのに神様とやらに誓ったのに、
最早笑顔すら見れない。

 

 

こんな…こんなはずじゃなかったのに…

 

 

給料が低いから…
会社が悪いから…
景気が悪いから…
日本が悪いんだ…

――――――――――……

第3章

風呂から上がり寝室に行くと全員寝ている。

 

 

普段はうるさい子供達が、最高に可愛い瞬間だ。

 

 

なんて可愛いんだ。

 

 

一番最初に赤ちゃんができたとき、
勝美と、膨らんだお腹に向かって約束をした。

 

 

勝美とお腹の子は僕が守るからね、と。

 

 

生活が、何かをひっくり返したかのようにガラっと変わった。

 

 

妻は私も頑張ると言ってくれた。

申し訳ないが心強かった。

 

 

今まで真面目にやってこなかった自分を悔やんだ。
もっと、ちゃんと勉強して、ちゃんとした大学を出ていれば。
もっと、ちゃんとした職場に就職できていれば。

 

 

ほどなくして次男も生まれた。

さらに環境は変わった。

 

 

子供は保育園が終わるギリギリまで預かってもらっている。
僕が迎えに行った時はもう誰もいない。

 

 

それでも楽しそうに遊んでいる。
毎回、胸が苦しくなる。

――――――――――……

第4章

「それで休みたいの?」

 

 

上司がパソコンの画面から目を逸らさずに返事をする。

「はい、あの、妻が都合が悪くてどうしても…」

 

 

上司の顔色をうかがう。

まったくこっちをみていない。ワザとか?

 

 

「ま、最近はそこまで忙しくないし、特になにもなければ大丈夫でしょう」

 

 

ついに目のキャッチボールをする事なく、有休の申請を終えた。

僕が上司だったらこんな対応はしないのに。

 

 

人として尊敬できない奴に、ヘコヘコしなきゃいけない会社の組織というものに反吐がでる。

 

 

僕が大金持ちだったらこんな悩み皆無だろう。
絶対に関わりを持たなくていいからな。
心の中で睨んでみる。

 

 

でも、反論することも何もできない自分にも腹が立つ。

 

 

自分の席に座ると、思った以上に手に力を入れていた事に気付く。
安堵感からか、手が汗ばんでいる。

 

 

なんでほんの半日休むだけでこんな気疲れしなくちゃいけないんだ…

 

 

「あ、そうだ、この前言ってたこれ、今日中に出しといてね」

「あの…、課長すみません、今日はどうしてもお迎えがあって…」

 

 

「そうなら他の人巻き込むなりなんなりして仕上げろよ!
忙しいはお前だけじゃねーぞ!!」

 

 

オフィスがシーンとなる。

 

 

こいつが僕の上司なんかじゃなかったら、確実に闇討ちしているレベルだ。
なんでこんなに憎いんだ。

 

 

わかっている。
お迎えに行くのにみんなに負担してもらわなくちゃいけないのはわかっている。

 

 

だけどそんな言い方する事ないじゃないか。
僕だって好きでこんな仕事しているんじゃない。

 

 

生活の為だから。

 

我慢するしかないんだ。

――――――――――……

第5章

「えー今日はママじゃないのー?」

 

 

長女が言う。
さみしい気持ちから言っていることはわかるが、
こっちも忙しい中なんとか都合付けているので、イラっとしてしまう。

 

 

「今日はママ忙しいみたいなんだーパパで我慢してねー」

 

 

なんとか精いっぱいおどけてみせる。
子供に罪はない。

 

 

「えーーだってママがいいんだもぉーーーん」

 

 

初音がグズりだす。
普段機械を相手にしているだけあって、
理由を説明しても理解してもらえないこの状況が毎度慣れない。

 

 

鳴き声であっという間に頭が沸騰する。

 

 

「じゃあママに迎えに来てもらえッ!グダグダわがまま言ってんじゃねェェッ!!!!」

 

 

自分でも出したことのない声が出る。

 

 

自分が自分じゃないみたいだ。
糸の切れた凧だ。

 

 

制御不能。

自己嫌悪。

 

 

自分に吐き気がする。子供に当たってどうなる。

 

 

「ごめん。」

「パパ、ごめんね、私が悪いよごめんね」

 

 

6歳の子供に気を使わせている現実を理解して、
さらなる自己嫌悪に襲われる。

 

 

最低のクズ野郎だ。

 

悟がうつむいたままついてくる。

 

 

またやってしまった…

もうどうしたらいんだよ…

 

 

 

――――――――――……

第6章

「ただいまぁ~つかれたぁ~聞いてよパパ」

 

 

勝美がコートを脱ぎながら愚痴り始める。

 

 

「あぁ…」

 

 

人には疲れとか言ってんなって言ってたクセに、
自分は帰ってきてそうそう愚痴かよ…

 

 

今日の解消されてないイライラがすぐさま復活を遂げた。

 

 

自分の女々しさが嫌になるが、
覚えてしまっている事は仕方ない。

 

 

「ごめん、後にしてくれる?」

 

 

自分の皿を洗いながら返事する。
自分の感情を押し殺し、なんとか優しく言ったつもりだ。

 

 

「あっそ」

 

 

僕の目を見ずに答える。
僕は自分の事を良く知らなかったようだが、
目を見て話さない人間が嫌いらしい。

 

 

「こっちだって色々やってるし、理由があんだから優しく答えられませんかねぇ?」

「だからわかったって言ってんじゃん」

 

 

ガシャーン!

気が付いたら目の前で僕のお皿が割れていた。

 

どうやら僕が投げたららしい。

思った以上に破片が飛び散っている。

 

 

だが止まらない。おさまらない。

 

 

「いきなりなんなんだよその態度は!!!目ェ見て話せ!!!!」

 

 

頭が熱い。
そして喉の奥からマグマが出てくるような感覚だ。

 

 

まだ食べ終わらない子供たちが、目を丸くしてこちらを見ている。

 

 

「お前らはいつ食べ終わるんだよ!!!早く食べろ!!!」

 

 

完全な八つ当たりだ。
自分でもわかっている。

 

 

でも止められない。
体の震えが止まらない。

 

 

今まで生きてきてこんな状態になった事がない。
どうしたらいいか自分でもわからない。

――――――――――……

第7章

妻も子供たちも寝たようだ。

 

 

電気を暗くしたまま一人でぼーっとする。

 

 

こんな生活を、いつまで続けるんだろうか?
いつまで続くんだろうか?

 

 

頑張っても頑張っても、報われない。

 

 

頑張っても頑張っても、お金はたまらない。

生活は楽にならない。

 

 

子供は無事育っているだろうか。

子供を健全に育ててあげられているだろうか。

 

 

子供の選択肢を狭くしてしまっていないだろうか。

子供が大きくなった時、素敵なパパだと思ってくれるだろうか。

 

 

妻は、幸せだと思っていてくれているのだろうか。

幸せにすると誓ったのに、嘘つきだと思っているのだろうか。

 

 

どうすればいいのだろうか。

僕は一体どうすればいいだ。

 

 

答えは出ない。

なんて最低な奴なんだ。

自分の奥さんすら幸せにしていない。

 

 

最低だ、最悪だ。

なんてクズなんだ。ゴミだ。

そもそももっとしかっりしていれば…

 

 

いや、これ以上どう頑張ったらいんだ…

どうしたら…どうしたらいいんだよ…

誰か、教えてくれよ…

誰か、だれか、助けて欲しい…。

 

 

金さえあれば…金さえ…
金さえあえばもうちょっとマシな人生を送れるんだ…

 

でもどうやって…
あの会社でこれ以上どうやって…

 

 

でも…
でも…
でも…
でも…

――――――――――……

第8章

もう11時だと言うのに、帰れる気配がしない。

 

急に、10時頃になってオフィス内がザワザワしている。

クライアントの一人が大クレームを入れて来たらしい。

 

 

なんでよりによってんな時に…

 

 

今課長は犯人捜しに夢中になっている。

犯人を捜してどうなるんだ?打ち首か?

どうでもいいから帰る準備をさせてくれ…

 

 

 

チャイムが鳴った瞬間に会社を出ないと大急ぎでご飯を食べても間に合わない。

待っててくれよ子供達!!!

 

 

「おい!!!」

 

 

怒号が飛ぶ。

しまった。完全にとばっちりだ。

 

 

明らかに怒っている課長がこちらに向かって来る。

 

 

「はい、なんでしょうか?」

「お前の部下がやらかしたぞ!!!お前がちゃんと面倒見ないからだ!!
お前が謝罪の電話を入れろ!!お昼になってからだぞ!!」

 

 

一瞬、何を言っているのかわからなかった。

 

 

 

それは怒っているからではなく、
今日は午後半休をもらっているのに、お昼を過ぎてから電話を入れろという指令を出してきたからだ。

 

 

 

「課長すみません、本日はどうしても抜けないといけなくてですね…」

「責任を果たしてから行け!!」

 

 

――――――――――……

第9章

「ッくしょオォォ!!」

 

 

間に合わない。
もうご飯もいい。

 

 

まわりから見れば大した行事ではないかもしれない。

正直に言えば、ただ、見るだけだ。

 

 

だけど、自分が小さい頃、
親が来てくれて、やっぱりホッとした。

 

 

来なかったことはなかった。

ましてや、まだ保育園生だ。

 

 

親が来なくてさみしい思いをさせたくない。

信号が赤になったので交差点で止まる。

 

 

なんで今日に限ってこんなに混んでるんだ。

急に体の奥底からドス黒いツタのようなものにからまれる。

 

 

「う”わ”ぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁっぁあぁぁ!!!」

 

 

 

体が震える。
なんで早く帰れせてくれないんだあのヤロー。
あのクソ会社!!
つぶれろ!

 

 

あまりのストレスにハンドルに向かって叫ぶ。

ハンドルを何度もたたく。

 

 

何度も何度も。

何度も。
何度も。
何度も。

 

 

もうちょっとだ。もうちょっとで保育園に着くんだ。

 

 

早く
早く
早く
早く
早く早く早く早く早く…

 

子供達が待ってるんだ…

 

 

早く早く早く早く早く早く…

 

 

 

青になった。
急いでアクセルを踏む。
ハンドルを右に回す。

 

 

突如、対向車線から 来るはずのない 黒い大きな塊が見えた。

 

 

轟音が耳から脳に突き抜けかきまわした。
抗う事のできない流れ襲われる。

 

 

暗闇に白い光をぶちまけたかのように明るくなった。

 

 

が、その後すぐに世界は真っ暗になった。

――――――――――……

第11章

「…という訳で命に別状はないようです。」

 

 

なにやら遠くで声がする。
眠い…もう少し寝かせてくれうるさいな…そう思った。

 

 

妻と子供が、白い服の男と話しながら泣いている。

 

 

どういう事だ?

しばらく現状を呑み込めなかった。

 

 

「痛ッ」

 

 

 

起き上がろうにも全身が激痛で身動きが取れなかった。

 

 

「ちょっと!!もう…心配したんだから!」

 

 

勝美があり得ない位の涙を流している。

仕事の服のままだ。

急遽抜けてこさせてしまったのか。

 

 

 

逆に申し訳ない事をしたなぁ…ぼんやり思った。

 

 

 

「生きてて良かった…」

 

 

涙でぐしゃぐしゃの勝美の顔が笑顔になる。

 

 

こんな顔を見るのは、記念日にプレゼントをあげた以来だけっか。
恥ずかしい思いをしながらもプロポーズをした時だっけか。

 

不謹慎だが嬉しくなってしまった。

 

少しずつ意識がはっきりしてくる。

 

 

「パパぁいたい?だいじょうぶ??」
「パパー、ゆっくり休んでねー」

 

 

子供達が口々に心配してくれる。

 

 

抱きついていい箇所がわからないらしく、
包帯が巻いていない手を握ってくる。

 

 

暖かいなぁ…やっと意識、体が現実味を帯びてきた。

 

 

「ごめんね、保育参観行けなくて。」

 

 

と言いたかったが、ごめんと言いかけた時に全身が痛くて唸ってしまった。

 

 

「ちょっと、もうおとなしくしててよね」

 

 

 

首を縦に振り返事をする。

これだけでも全身が激痛だ。

 

 

いつもお金がなくて、
だれか僕の車に後ろから突っ込んでくれれば、
なんて思ったりしたこともあったが、
二度とごめんだ。

 

 

いくらお金もらえても身動きがとれなくなってしまうのではなんの意味もない。

――――――――――……

第12章

落ち着いてから医者の話を聞くところによると、
しばらくは安静で1カ月程入院だそうだ。

 

 

僕の後続車が救急車を呼んでくれたそうだが、
事故現場を見た瞬間は絶対ダメだと思ったそうだ。

 

 

良かった…。

 

 

あんなに、妻を不安にさせてしまった。

 

 

いちいち愛情を確認し合うなんてしなくなってしまったけど、
今日しっかりと感じる事ができた。

 

 

あんなに、子供達を不安にさせてしまった。

 

 

いつも怒ってばっかりのダメダメな父親だけど、
心配してくれた。

 

 





 

 

静かな病院で天井を見上げる。

 

 

けど、今日とある事に気付いた。

 

 

 

僕は…僕の人生は…

 

 

 

お金がないからいつも辛いと思ってた。

 

 

なんて辛い人生なんだろうって。

 

 

 

お金をくれない会社がクソで。

 

 

 

世の中お金で。

 

 

何も持っていなくて、
自分が一番不幸だと思っていた。

 

 

 

でも、僕はあんな大切な、家族ってものを持っていたのに、
それには目もくれず、

 

 

お金、お金、

 

 

世の中お金だと思い込んで。

 

 

いつも文句と愚痴ばっかり言って…

言うだけで何もしなかった…

 

 

僕は持ってたんだ。
こんなにも持ってたんだ。

 

 

なのに、それに見向きもしないで、
辛い、 辛いって。

 

 

 

誰か助けてくれって…
助けてくれる訳ないよな。

 

 

あいつらを守ってやれるのは自分しかいないんだから。

自分を…

 

 

変えなきゃ。

 

 

自分で変えなきゃいけないんだ。

 

 

 

もう、あんな悲しい顔をさせちゃいけないんだ。

 

 

 

よし、僕は、一回死んだんだ。

生まれ変わったんだ。

 

 

妻の為に、子供の為に、
もっともっと自分の人生を良くする為に

 

 

やるんだ。

やろう。

決めたんだ。

 

 

 

僕は人生をもっとよくするためにもっとお金を稼ぐんだ。

 

 

そして、家族をもっと幸せにするんだ。

 

 

僕をこんなにも大切に思ってくれた家族を、守るんだ。

――――――――――……

最終章

気付けば、だだっ広い建物の入り口にいた。

 

 

 

ずいぶんと広いのに人は全然いない。

 

 

 

煙がごうごう縦に登っている。

 

 

やけに炭臭い。

 

 

 

なんだ…こんなところに何しに来たんだっけ?

女性が黒い服を着てキョロキョロしている。

 

 

「すみません。あのー…」

 

 

 

話しかけてもこちらを見ない。
スッと建物の内部に入ってしまった。

なんだアイツ…人が話しかけているのに。

 

 

そうこうしていると、
見覚えのある車が入ってくる。

僕の車だ。

 

 

 

いや、間違いない。ナンバーも間違っていない。

ん?という事は僕は今日どうやってここに来たんだ?

 

 

現実を呑み込めぬまま、車のドアが空く。

 

 

降りてきたのは、妻と子供達だ。
どこに行っていたのだろう??

 

 

 

妻が泣いている。

 

 

どうしたのだろう。急いで駆け寄る。

 

 

 

そこで妻が全身黒い服を着ていることに気付いた。

 

 

「おーい!どうしたのー?」

 

 

大声を出すも、だれもこちらを振り帰らない。

良く見ると子供達も黒く服を着ている。

 

 

 

そのまま建物の中に入る。

仕方なく、驚かそうとこっそり着いていく。

 

 

 

なにやら白い豪華な箱がある部屋に通される。

小さな小窓を開け、更に妻が泣き出す。

その小窓を自分が見ようとすると…

 

 

 

自分がいた。

真っ白な顔をしてそこにいた。

 

 

え…あれ?

 

 

う、嘘だろ…

 

 

 

 

 

思い出した。

 

僕は…

 

僕は…もう…

 

 

決めたのに。

決意したのに。

決断したのに。

 

 

人生を変えよう。

 

 

もう一度、家族を絶対幸せにするんだって決めたのに。

 

 

なんで…

なんで…
なんで…

なんで…

まだ、さようならも言えてないよ。

 

 

待ってよ。

子供の成長を見たいよ。

 

 

なんでだよ…

もう、この声も届かないのか…

 

 

悔やんでも悔やみきれない…

本当にすまない…みんな…ごめん…ごめん…

 

 

勝美…

ごめん…

 

 

もう支えてあげる体すら残っていない。

 

 

悟…初音…

ごめん…

幸せになってね…

 

 

パパがいきなりいなくなって、
苦労するかもしれない。

 

 

ごめん。

ママを助けてあげてね…

 

 

僕が入った豪華な装飾のされている大きな箱は、そのまま機械で移動を始めた。

 

 

それはゴォォと唸りをあげ始めた。
もう泣けなくなってしまった僕の変わりに泣き叫んでいるかのように、
大きな音を立てていた。

 

 

――――――――――……

あとがき

 

このストーリーをふと思い浮かんで、
いきなり書くことにしたんですが、
思っていたより長くなってしまいました。

 

というのも、このサイトをみてくれている方ってのは
やっぱりお金が「ない」「欲しい」って思っている人だと思うんです。

 

もちろんそういう人向けに書いていますし、
僕は、行動を起こす前にの以前の僕に向けて書いています。

 

んで以前の僕ってのは、やっぱり辛い思いしたから、
思い立ったかのように動き出したんですね。

 

本当はそんな風になる前に動けたら一番いいのに。

 

要するになにが言いたかったかというと、
人間って、必ず、絶対の絶対に、死ぬんですよね。

 

いつかは決まっていないけど、絶対に死にます。

 

これは、もう変えようのない事実です。

 

そして…いつ死ぬか。

誰にもわからないんですね。

 

日本は平和だし、治安もいいほうなので、
寿命をまっとうできると思っている。

 

でも、そんな事、誰にもわからないで生きているんですよね。
誰しもです。

それで、いつまで今のままいるつもりですか?

もし、仮に明日死ぬとわかったら、今日したことしますか?

理想の人生を思い描いてください。

今日なにもしなかったら明日も1週間後も、1か月後も1年後も今日と同じです。

でも、今日ほんの少しなにかをしようとしたら、
明日、1か月後、少しずつ変わっていくはずです 。

いきなり明日お金持ちにはなれませんが、

人生のグラフの角度は変える事はできるはずです。

 

これを読んでゾクっとしかた、
変わりたいと思った方。

 

あなたは、何も持っていないんじゃないんです。

見ようとしていないんです。

 

よーーーく見渡してください。

持っています。

 

大丈夫です。

行動を起こしましょう。

 

 




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今回もお忙しい中、
記事をお読みいただき誠にありがとうございます!!!!!

これらの記事がなにかしらの役に立てたらば幸いでございます。



オラオラオラアッ!!!





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